実家は商店街の靴屋さん。3代目の父は我慢強く、面倒見の良い人で、商店街理事長や民生委員などの役目を担う地域貢献の意識が高い人です。母は気遣い上手の接客名人。45年以上たった今でも、地域の皆さんに支えられてお店を守る両親を心から尊敬しています。そんな根っからの商人である両親に、賑やかに腕白に育てられたこども時代の私は厳しくしつけを教わりました。また野球少年だった中学生の頃、不良グループからイジメを受けました。あまりの理不尽さに、何度も心が折れかけた私を救ってくれたのが、家族や仲間の存在でした。家族や仲間を大切にする・・・この気持ちはこの経験で培われました。

夢や目標が特になかった大学の頃、社会勉強の為ニュージーランドに留学。初の一人暮らしと海外生活は不安でしたが、自力で考え、生きていく力もこの時に身につきました。
卒業後は化粧小間物問屋に就職するも、なんと、1年目で倒産。会社更生法で救済された会社を守るために、超ハードな業務をこなす毎日が続き、ある日突然、黒い血を大量に吐血、下血し緊急入院。。。九死に一生を得て、自分は不死身ではないと気づいた私は考えました。世の中を傍観して生きるのか、自分の人生を主体的に生きるのか・・・生きる意味を初めて考えた瞬間でした。

更に見聞を広げるために、青年海外協力隊へ参加。派遣先のニジェールでは、電気・水道・ガスが無い。かまど、ランプ、井戸水での素朴な生活を体験。肌の色や言語が違っても心は通じ合う。どんなに貧しくても笑顔で温かい生活は出来る。そう感じた私は今までの経験を活かしてもっと世の中に貢献するため、帰国後は無休のアルバイトで学費を稼ぎ、理学療法士や心理カウンセリング、コーチングの資格を取得しました。
看護・介護する人も、される人も、かかわるすべての人に、自分らしく生きていただきたい、元気に笑顔でいてほしい、そのためにまずは自分が元気で笑顔に生き、その輪を広げていきたい。だから当社は健康状態の向上だけでなく、こころのケア（笑顔・元気の提供）も同時に提供します。もっと生きやすい社会をつくるために、100年先のこどもの笑顔のために。。。